ガナとサンガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 13:17 UTC 版)
ガナ、及びサンガというサンスクリット語は元来は「集まり」「団体」「集団」などを意味する語であった。サンガに比べてガナの方がより普及した呼称であったが、両語の厳密な違いについてはよくわかっていない。サンガという語は後に仏教教団の呼称(サンガ 漢:僧伽)として用いられており、ガナという語はジャイナ教教団の呼称として用いられている。また、釈迦やマハーヴィーラ以前にもガナ、サンガと呼ばれる団体が存在している。 こうした例に見られる如く、古代インドにおいてガナ、サンガと言う語は必ずしも国制に関する語ではなく、「特定の目的のために多くの人間によって構成される団体」を指した。そして政治上の用語としてのガナ、サンガは「共和国」ないしそれに近似した制度を指した。サンスクリット語でシレーニと呼ばれる商人のギルドもサンガの一種であったと考えられる。
※この「ガナとサンガ」の解説は、「ガナ・サンガ国」の解説の一部です。
「ガナとサンガ」を含む「ガナ・サンガ国」の記事については、「ガナ・サンガ国」の概要を参照ください。
- ガナとサンガのページへのリンク