カンダハル銃乱射事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 20:24 UTC 版)
「ロバート・ベイルズ」の記事における「カンダハル銃乱射事件」の解説
詳細は「カンダハル銃乱射事件」を参照 2012年3月11日の夜、カンダハール州のキャンプ・ベラムベイ付近に位置するバランディ村とアルコーザーイ村が何者かに襲撃され、16名の住民が殺害された。遺体の幾つかは焼け焦げており、5名が負傷しつつも生き延びた。 軍はまもなく実行犯としてベイルズを拘束、本人も自らが襲撃した事実を認めた。軍はベイルズによる単独犯であると発表、アメリカ合衆国政府による3月24日の調査結果によれば、彼は最初に一つ目の村を襲撃して午前1時30分に一旦基地に戻り、午前2時30分に再び出発して二つ目の村を襲撃、再度基地に戻った所で拘束されたという。襲撃にはM4カービン、M203グレネードランチャー、ベレッタM9などが使用された。 軍関係者は事件前に彼が大量のアルコールを摂取している可能性を指摘しているが、紛争地域での飲酒は軍令違反となる。国防総省は後に酩酊状態にあった事を確認したと発表している。レオン・パネッタ国防長官は「ロバート・ベイルズ2等軍曹は犯行を自覚しており、拘束されてすぐに襲撃を自供した」と声明した。だが程なくして彼は弁護士を呼ぶ事を要求して、犯行動機について口を閉ざしたという。殺害された住民とベイルズの面識は全く無かった。 ニューヨークタイムスは米政府筋の情報として、「恐らくこの問題は精神的ストレス、アルコール問題といった複数の理由で説明されるだろう」とする発言を掲載した。
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