カラーストライプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:25 UTC 版)
「カラーバーストコピーガード」とも呼ばれる。マクロヴィジョン規格の一部で、急速に変調したカラーバースト信号をビデオ信号に加えることによるコピーガード。前項の「マクロヴィジョン」と重複して掛けられることが多い。このコピーガードがかかったビデオソフトをVHSビデオデッキでダビングすると、録画した映像には細い横線が15本から25本、均等間隔で入る。「カラーストライプ」と呼ばれるのは、色の乗っている部分にのみこの縞模様が見られる為である。波形モニタで表示させたカラーストライプを右図中の2に示す。「松竹方式」「シナノ企画方式」も含めた従来のマクロヴィジョン方式は全く通用しなかったHi8・8ミリビデオも、このカラーストライプだけには作動する。ただし、登場し始めた時期が遅かった(販売・レンタル共にDVDソフトへの移行が本格化し始めた時期だった)事もあり、この方式のコピーガードを映像信号に搭載したビデオソフトは少ない(2003年に公開された映画『アドルフの画集』のVHS版ソフト等)。今後一層、ビデオソフト版は製造・販売されないケースの顕著化が避けられない以上、この方式の存在がますます薄くなり、幻のコピーガード方式扱いされるものと思われる。
※この「カラーストライプ」の解説は、「コピーガード」の解説の一部です。
「カラーストライプ」を含む「コピーガード」の記事については、「コピーガード」の概要を参照ください。
- カラーストライプのページへのリンク