カシオペア脱退からジンサクへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 16:08 UTC 版)
「ジンサク」の記事における「カシオペア脱退からジンサクへ」の解説
1989年、カシオペアがグループとしての活動を休止し、メンバーの個人活動期間に入った際、櫻井と神保はカシオペア以外のメンバーを集めてボーカル音楽のバンド、シャンバラを結成。シャンバラはアルバム『SHAMBARA』を制作し、ライブ活動も始める。しかし、カシオペアのリーダー・野呂一生と向谷実は「シャンバラの今後の継続的な活動は、直に迫るカシオペアの活動再開に支障を与える」として二人に活動停止を要請。結果、櫻井と神保はそれを断り、カシオペアを脱退してしまう。しかし、シャンバラは生まれたばかりで認知度はまだ低かったため、ふたりは1990年にカシオペア活動時と同じフュージョン・シーンで活動するためのユニット、ジンサクを別に結成するに至った。ジンサクのシャンバラに対しての違いは、インストゥルメンタル音楽専門に徹するのともう一点、櫻井と神保の2人以外のメンバーはあくまでサポートやフィーチャリングとしてその都度迎え入れる、フレキシブルな対応を採ることにした。 1990年結成の年、早くもファーストアルバムを制作した後、森村献(キーボード)、是方博邦(ギター)、吉弘知鶴子(キーボード)ら名うてのミュージシャンをパーマネント・サポートに招き入れてライブ活動も開始。カシオペアのメンバーチェンジ発表も相まってフュージョン・ファンへの認知は速く、話題も呼んだ。しかし、シャンバラの方は諸々の事情から再構築せざるを得ない状況に陥り、「シャンバラ・ジンサク両方を平行して活動させていく」と表明していたものの、この年は何にも出来ないまま、そして明確にしないままに消滅という尻すぼみな形で活動を閉じてしまった。
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