オープングラフ
オープングラフとは、Facebookが「ソーシャルグラフ」の拡張概念として提唱する、人間と物・行為とのつながりや結びつき、「何を」「どうした」という関係のことである。また、それを活用するための機能群の総称した呼び名でもある。
ソーシャルグラフは、SNSなどにおける「人と人とのつながり」を扱う概念であると言える。人間関係をデータ化し活用することで、情報の共有や、新たな人間関係の構築などを実現可能にしている。これに対して、オープングラフは「人と物とのつながり」を扱う概念であると言うことができる。例えば「音楽を聴く」「ニュース記事を読む」「商品をいいね!ボタンで評価する」などの行為が、オープングラフによって、意味のあるつながりとして構築される。
Facebookは、オープングラフをFacebook以外のサービスやアプリケーションでも活用可能にする実現する技術として、「オープングラフプロトコル」「グラフAPI」および「ソーシャルプラグイン」を公開している。これらを利用することで、外部のサービスでFacebookのプラットフォームが活用可能になる。
auが2012年5月に発表した「うたパス」は、「ソーシャルフォロー」という名称の、聴いている曲を友人とリアルタイムで共有できる機能が搭載されるが、ソーシャルフォローはオープングラフの導入により実現されているという。
参照リンク
Open Graph - (英語)
Early Success Stories: Timeline Apps and Open Graph - (Facebook開発者ブログ。英語)
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