オリックスの「コーチ兼任投手」 として25年ぶりのリーグ優勝に貢献(2021年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 21:10 UTC 版)
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オリックスでは、能見が入団した2021年から、同じ部門のコーチを一軍と二軍で分担する体制を廃止。この方針に沿って、コーチとしては一・二軍を問わず投手を指導している。その一方で、オープン戦以降の一軍の試合に投手としてベンチ入りメンバーへ登録された場合には、ブルペン担当補佐の飯田大祐が能見をサポート。起用法を問わず、自身の登板中には、飯田がブルペン担当コーチの役割を代行している。 能見自身は「『選手』と『コーチ』の肩書を持つからには、(救援要員として登録された試合でも待機中の)ブルペンで(ベンチからかかってくる指示の)電話を取る」とのことで、自身の救援登板を電話で指示された場合に、自身の判断でブルペンへ直行することを想定。「(投手としては)登板を終えてからアイシングで左肘を冷やさないタイプ」と自認していることもあって、オープン戦では、調整目的での中継ぎ登板を終えた直後にブルペンへ戻ることもあった。結局、能見はレギュラーシーズンの開幕を「選手専任」の救援要員として一軍で迎えたため、チームは別の投手コーチを二軍から招集することで開幕に備えた。 開幕後は、中嶋の方針に沿って、自身を含めた救援投手の連投を2試合に限定。現に、救援陣は「いつ誰が登板を指示されるか分からない」という緊張感を持ちつつも、(セ・リーグを含めた)NPBの12球団で唯一レギュラーシーズンで3試合以上の連投を経験しなかった。エースの山本由伸に対しても試合前の対話を通じてアドバイスを送り続けたところ、パシフィック・リーグの投手タイトルをほぼ総なめにするほどの好成績につながったことから、レギュラーシーズン終盤には山本から感謝の意を伝えられている。
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