オメガ航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:36 UTC 版)
10kHz~14kHzの超長波(VLF)を使用した双曲線航法。二つの送信局から発射される電波の位相差を測定して位置を決定するもの。 オメガの特徴はVLF(very low frequency)を使用しているので、約1万kmに1局ずつ設置すれば地球上にわずか8局の送信局を設置することによって、航空機は地球上のいかなる地点においても位置決定ができることである。またVLFは海面下約15mまで伝播するので潜水艦は潜水したまま位置を知ることができる。 なおオメガ局はノースダコタ(米)、ハワイ島(米)、ノルウェー、リベリア、対馬(日本)、ラ・レ・ユニオン島(仏領,インド洋)、アルゼンチン、オーストラリアの8局が現在運用中である。 本質的にはロランと同じ双曲線航法であるが、送信局相互間の距離はロランに比べ格段に長いことが特徴である。 詳細は「オメガ航法」を参照 類似の航法装置に、旧ソビエト連邦(現:ロシア連邦)が設置したアルファ航法も存在する。
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