オウバン

デジタル大辞泉

おう‐はん〔ワウ‐〕【往反】

読み方：おうはん

［名］(スル)《「おうばん」とも》「おうへん（往返）」に同じ。

「もし、辺地にあれば、—わづらひ多く」〈方丈記〉

おう‐ばん〔ワウ‐〕【^×椀飯／^×埦飯／^×垸飯】

読み方：おうばん

《「わう」は「わん」の音変化》

１ 椀に盛った飯。

２ 饗応(きょうおう)すること。また、そのための食膳。公家では殿上(てんじょう)の集会などに、武家では家臣が主君をもてなすさいに行われ、鎌倉・室町時代には幕府の儀式ともなった。

おう‐ばん〔ワウ‐〕【黄^×幡】

読み方：おうばん

１ 葬儀のときに用いる黄色の旗。

２ 暦注の八将神の一。軍陣の守護神。弓始めに、この神のいる方角に向かって射れば吉とし、また、その方角に門を建てたり土を掘ったりすることは凶とした。

歴史民俗用語辞典

垸飯

読み方：オウバン（ｏｕｂａｎ）

（１）盛んな饗宴。
（２）鎌倉・室町時代、将軍を招いた盛宴。

別名 椀飯、埦飯

埦飯

読み方：オウバン（ｏｕｂａｎ）

饗応のため設ける宴。

別名 椀飯

椀飯

読み方：オウバン（ｏｕｂａｎ）

饗応のため設ける宴。

別名 埦飯

季語・季題辞典

椀飯

読み方：オウバン（ｏｕｂａｎ）

正月に、親戚や知人がお互いを訪問、往来して、ご馳走をしたり宴を持つこと

季節 新年

分類 人事