エーラー・システム
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エーラー・システムは、オスカール・エーラーによって開発されたクラリネットのキーの仕掛けである。ミュラー・システムのクラリネットを基礎として、イントネーション(音程)と音響上の欠陥(特にフォークフィンガリングをする音:B♭とF)とを補正するために音孔を追加した。エーラー・システムにはベーム・システムよりも多くのキーがあり、主な成果は特許の C♯、低い E - F の補正、フォークフィンガリングの F / B♭の補正、そしてフォークフィンガリングの B♭の補正である。主にドイツとオーストリアで使用されている。
- 1 エーラー・システムとは
- 2 エーラー・システムの概要
エーラー式(ドイツ式)
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「クラリネット」の記事における「エーラー式(ドイツ式)」の解説
1812年にミュラー(I. Müller)が開発した13キーのクラリネットを元に、ベーム式クラリネットの発明から約60年後にオスカール・エーラーによって開発されたシステム。ベーム式の利点も取り入れられ、音色もよいことから、特にドイツのクラシック演奏者はエーラー式を好んで使っている。吹奏楽ではあまり使われず、オーケストラで用いられる。
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