えんめい‐ぎく【延命菊】
読み方:えんめいぎく
ヒナギクの別名。
延命菊
ヒナギク
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2010年12月) |
ヒナギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() ヒナギク
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Bellis perennis L. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヒナギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Daisy |


ヒナギク(雛菊、学名:Bellis perennis)は、キク科の多年草(日本では一年草扱い。)。別名はデージー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)。園芸植物として栽培される。イタリアの国花。
分布
原産地はヨーロッパで、原種は芝生の雑草扱いされている[1]。北アメリカ・アジア・アオセアニアに外来種として広く帰化している[1]。
日本には明治時代初期に渡来し、北海道などの冷涼な地域を中心に定着している[1]。
特徴
多年草であり、学名の種小名 perennis も「多年生の」という意味であるが、日本では夏が暑くて越夏できないことが多い。このため、通常は秋蒔きの一年草として扱う。寒冷地で越夏できるようであれば、株分けで繁殖させることができる。開花期は春で、舌状花が平弁咲きのものと管弁咲きの種類がある。
草丈は10 - 20cmくらい。葉は根生葉(ロゼット)で、長さ5cmくらいのへら形で鋸歯があり、薄く毛が生えている[1]。花は、市販品は11月頃から店頭に出回るが、露地で栽培した場合は3月から5月に咲き、花径は2cmくらいの小輪多花性種から、10cm近い大輪種まである。半八重または八重咲きで、舌状花は平弁のものと管弁のものがある。花の色は赤・白・ピンクと絞りがあり、黄色い管状花とのコントラストが美しい。
栽培
8月に種蒔きをすると年内に開花するが、発芽には涼温が必要なため、9月に蒔くのが一般的。種はとても細かいので、浅鉢に蒔き、覆土はかなり薄めにして、受け皿から吸水させる[2]。
名前にデージーの付く植物
名前にデージーの付く植物が以下のようにいくつかあり、ヒナギクと紛らわしいので注意を要する。また、ヒナギクのことをコモンデージーということも稀にある。
- グロリオサデージー(キク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)、学名:Rudbeckia hirta)
- ブルーデージー(キク科フェリキア属、学名:Felicia amelloides)
- ユリオプスデージー(キク科ユリオプス属、学名:Euryops pectinatus)
- シャスタ・デイジー(キク科キク属、学名:Chrysanthemum × burbankii)
- リビングストンデージー(ハマミズナ科(ツルナ科)、学名:Dorotheanthus bellidiformis)
- カリフォルニア・デイジー(キク科ライア属、学名:Layia platyglossa、別名:ライア・エレガンス)
脚注
- ^ a b c d 植村修二・勝山輝男・清水矩宏・水田光雄・森田弘彦・廣田伸七・池原直樹『日本帰化植物写真図鑑 第2巻』全国農村教育協会、2010年12月24日。ISBN 978-4-88137-155-8。 p.255
- ^ “デイジー(デージー)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑”. LOVEGREEN. 2025年3月6日閲覧。
外部リンク
- デージーとは|育て方がわかる植物図鑑 - みんなの趣味の園芸(NHK出版)
- エンメイギクのページへのリンク