エンメルトの法則とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エンメルトの法則の意味・解説 

エンメルトの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 23:40 UTC 版)

エンメルトの法則(エンメルトのほうそく、英語: Emmert's law[1])とは、物体の網膜像の大きさが同一である場合、知覚される物体との距離比例して物体の大きさ知覚は変化する、という法則である。この法則は、もともとは残像の大きさ知覚を説明するために提案された。

概説

エンメルトの法則を簡単に体験するには、ペンライトなどをしばらく見つめたあと、奥行きの異なるを交互に見て、残像の知覚される大きさを比較すればよい。このとき、より遠くにある面に投影したときに、残像はより大きく知覚される。また、よく晴れた日に、自分のをしばらく見たあと、を見上げると、残像が空に投影される(影送り[2]。このとき、空に投影された残像の大きさは、地面の影よりも大きく知覚される。これは地面よりも空は遠くに知覚されたため、エンメルトの法則によって残像がより大きく知覚された例とみなせる。

脚注

  1. ^ 文部省日本心理学会編『学術用語集 心理学編』日本学術振興会、1986年。ISBN 4-8181-8602-3 
  2. ^ 『大人も知らない?ふしぎ現象事典』2021年 マイクロマガジン社 106頁

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エンメルトの法則」の関連用語

1
32% |||||


3
4% |||||

エンメルトの法則のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エンメルトの法則のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエンメルトの法則 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS