エンジンと排ガス触媒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 05:39 UTC 版)
「酸化セリウム(III)」の記事における「エンジンと排ガス触媒」の解説
自動車からの排ガス中のCO排出を最小限に抑えるための触媒コンバーターとして使用される。 酸素が不足すると酸化セリウム(IV)が一酸化炭素により酸化セリウム(III)に還元される。 2 CeO2 + CO → Ce2O3 + CO2 酸素が過剰になると過程が逆になり酸化セリウム(III)が酸化セリウム(IV)に酸化される。 2 Ce2O3 + O2 → 4 CeO2 酸化セリウム(III)の自動車での主要な用途はCO及びNOxの排ガスを酸化するための触媒コンバーターであり、第2にディーゼル燃料の燃料添加物としての用途が見出される。添加の結果燃料効率が向上し、炭化水素に由来する粒子状物質の排出量が減少する。しかし酸化セリウムを含むエンジンの排ガスの健康に対する影響は研究と論争の対象になっている。
※この「エンジンと排ガス触媒」の解説は、「酸化セリウム(III)」の解説の一部です。
「エンジンと排ガス触媒」を含む「酸化セリウム(III)」の記事については、「酸化セリウム(III)」の概要を参照ください。
- エンジンと排ガス触媒のページへのリンク