エンジンによる違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 23:16 UTC 版)
「ポンピングロス」の記事における「エンジンによる違い」の解説
多くのガソリンエンジンは、吸入空気量によって出力を制御するため、スロットルバルブを用いて吸気側圧力を調節する。よって部分負荷では吸気側圧力は常に排気側より低く、全負荷よりもポンピングロスが増加する。 出力調節にスロットルを用いないディーゼルエンジンでは、部分負荷でのポンピングロス増加は無い。ただし作動ガスが吸排気バルブを通過する時の通気抵抗は、ガソリンエンジンと同様に常に存在し、ポンピングロスを生じる。 ターボチャージャー付きエンジンで過給中においては、吸気側圧力が排気側圧力より高くなることが多く、その場合はロスではなく正の仕事となる。このときポンピングロスは存在しない状態(マイナス)と言え、ターボチャージャーが排熱回収機構として働いたと見なせる。
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