エリック・ベルとは? わかりやすく解説

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エリック・ベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/18 14:18 UTC 版)

エリック・ベル
Eric Bell
フィル・ライノット追悼像 建立式典にて
(2005年8月)
基本情報
出生名 Eric Robin Bell
生誕 (1947-09-03) 1947年9月3日(70歳)
出身地 北アイルランド
ベルファスト
ジャンル ロック
ブルース・ロック
ハードロック
職業 ミュージシャン
作曲家
担当楽器 ギター
ボーカル
共同作業者 ゼム
シン・リジィ
ノエル・レディング
エリック・ベル・バンド

エリック・ロビン・ベルEric Robin Bell 1947年9月3日 - 北アイルランドベルファスト出身[1])は、北アイルランドロックギタリスト1970年代から80年代にかけて人気を博したロック・バンドシン・リジィの創設メンバーである。

キャリア

シン・リジィ時代 (1972年)
ボ・ディドリーと共演 (1984年)

ベルファスト周辺のローカル・グループで活動。1966年9月10月の2ヶ月間のみ、ヴァン・モリソン率いるゼムのメンバーだったこともある。1969年フィル・ライノットブライアン・ダウニーシン・リジィを結成。

シン・リジィリード・ギタリストとして、シン・リジィ初期のアルバム3枚(『シン・リジィ』(Thin Lizzy)、『ブルー・オーファン』(Shades of a Blue Orphanage)、『西洋無頼』(Vagabonds of the Western World))および、ヒット・シングル「ウィスキー・イン・ザ・ジャー」(Whiskey in the Jar) を残した。

しかし、シン・リジィの活動は上昇気流に乗っていたが、様々なプレッシャー(レコーディング、ツアー、ロック的なライフスタイル)が徐々にベルの精神を蝕んでいった。

1973年大晦日コンサートの最中、空中にギターを放り投げ、アンプを観客席に投げ込んで、嵐のようにステージを去った。彼は後に脱退に関して「未練はまったくなかった。自分は病気のため脱退せざるを得なかった」と述べた。彼の後任にはゲイリー・ムーアが抜擢された。

1980年ジミ・ヘンドリックスに捧げた「ソング・フォー・ジミ」(Song for Jimi) のレコーディングにシン・リジィとともに参加。これは2002年2月にリリースされたシン・リジィのコンピレーション・アルバム『Vagabonds, Kings, Warriors, Angels』に収録された。

1983年にはシン・リジィのファイナル・ツアーに参加。

ジミ・ヘンドリックスの元同僚ノエル・レディングとのプロジェクトでボ・ディドリーとのツアーなども行ったが[2]、キャリアの大半を彼のグループ「エリック・ベル・バンド」での活動に費やした。

2005年、ゲイリー・ムーアを中心にダブリンのポイント・シアターで開催されたフィル・ライノット追悼コンサート The Boy Is Back in Town に出演、「ウィスキー・イン・ザ・ジャー」を演奏した。この模様は One Night in Dublin: A Tribute to Phil Lynott というタイトルでDVDとしてリリースされた。

ディスコグラフィ

シン・リジィ

  • Thin Lizzy (1971)
  • Shades Of A Blue Orphanage (1972)
  • Vagabonds Of The Western World (1973)

エリック・ベル・バンド

  • Live Tonite (1996)
  • Irish Boy (1998)
  • Live Tonite Plus (2001)
  • A Blues Night In Dublin (2002)

ノエル・レディング・バンド

  • Clonakilty CowBoys (1975)
  • Blowing (1976)
  • The Missing Album (1994)

メインスクィーズ

  • Live at Ronnie Scott's Club (1983)
  • Hey... Bo Diddley In Concert (1986)

脚注

外部リンク





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