エフゲニー・シャポシニコフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/20 21:23 UTC 版)
| エフゲニー・シャポシニコフ Евгений Шапошников | |
|---|---|
|  | |
|  独立国家共同体統合軍総司令官 | |
| 任期 1992年2月14日 – 1993年9月24日 | |
| 前任者 | 統合軍創設 | 
| 後任者 | 統合軍廃止 | 
|  ソビエト連邦 第8代国防大臣 | |
| 任期 1991年8月23日 – 1991年12月21日 | |
| 大統領 | ミハイル・ゴルバチョフ | 
| 総理 | イワン・シラーエフ | 
| 前任者 | ミハイル・モイセーエフ(代行) | 
| 後任者 | 廃止 (連邦崩壊) | 
| 個人情報 | |
| 生誕 | 1942年2月3日  ソビエト連邦、ロストフ州 | 
| 死没 | 2020年12月8日(78歳没)  ロシア、モスクワ | 
| 国籍 |  ソビエト連邦→  ロシア | 
| 政党 | ソビエト連邦共産党 | 
| 兵役経験 | |
| 所属国 |  ソビエト連邦  ロシア | 
| 所属組織 |  ソビエト連邦空軍  ロシア航空宇宙軍 | 
| 軍歴 | 1963–1993 | 
| 最終階級 |  航空元帥 | 
| 指揮 | 第16航空・防空軍 ソ連空軍 | 
| 戦闘 | アフガニスタン紛争 | 
 
   エヴゲニー・イヴァノヴィチ・シャポシニコフ(Евге́ний Ива́нович Ша́пошников[1]、1942年2月3日 - 2020年12月8日)は、ソビエト連邦およびロシアの軍人、政治家。ソビエト連邦最後の国防相。航空元帥。
経歴
ロストフ州に生まれる。父のイヴァン・シャポシニコフはソ連陸軍軍曹で独ソ戦に出征し、戦争終結の一週間前に戦死している。
1959年ソ連軍に入隊。1963年ソ連共産党入党。1963年ハリコフ高等航空飛行学校卒業。1969年ガガーリン名称空軍アカデミー(空軍大学)卒業。1984年ソ連軍参謀大学卒業。1985年オデッサ軍管区空軍司令官。1987年東ドイツ駐留ソ連軍空軍司令官。1988年ソ連空軍第一副総司令官。1990年7月ソ連空軍総司令官兼国防次官、ソ連共産党中央委員。
1991年8月のクーデターでは、国家非常事態委員会のメンバーとしてクーデターに関与したドミトリー・ヤゾフ国防相・ソ連邦元帥から出動を命令されるが、空挺軍のパーヴェル・グラチョフ総司令官(後にロシア連邦国防相)と相談の上、上官であるヤゾフ国防相に抗命する。クーデター失敗後、ミハイル・ゴルバチョフ大統領によって国防相に任命され、航空元帥に昇進したが、ソ連共産党を離党した。参謀総長にはウラジーミル・ロボフ上級大将が任命され、シャポシニコフ=ロボフのコンビは、ソ連軍改革に取り組もうとしたが、その矢先、ソビエト連邦の崩壊に遭遇する。
ソ連崩壊後、1992年2月から1993年6月まで、CIS(独立国家共同体)統合軍総司令官に就任し、核兵器などの戦略兵器の管理に当たる。
合同軍解散後は、1993年6月ロシア連邦安全保障会議書記。1993年9月駐ニュージーランド大使。1994年1月国営兵器輸出会社ロスヴォオルジェニエ大統領代表。1997年3月ロシア大統領顧問、補佐官。1995年10月アエロフロート社長などを歴任した。
2020年12月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりモスクワで死去し、連邦戦争記念墓地に埋葬された。78歳没[2][3]。
人物
外部リンク
 ウィキメディア・コモンズには、エフゲニー・シャポシニコフに関するカテゴリがあります。
 ウィキメディア・コモンズには、エフゲニー・シャポシニコフに関するカテゴリがあります。 
- Biography(ロシア語)
脚注
- ^ ラテン文字転写の例:Evgenii Ivanovich Shaposhnikov
- ^ “Умер последний министр обороны СССР Евгений Шапошников” (ロシア語). ria.ru. (2020年12月8日) 2020年12月9日閲覧。
- ^ “Умер последний министр обороны СССР маршал Шапошников” (ロシア語). kommersant.ru. (2020年12月8日) 2020年12月10日閲覧。
| 軍職 | ||
|---|---|---|
| 先代 アレクサンドル・エフィモフ | ソ連空軍総司令官 1990年–1991年 | 次代 ピョートル・ダイネキン ロシア空軍総司令官 | 
| 先代 創設 | 独立国家共同体統合軍総司令官 1992年–1993年 | 次代 廃止 | 
| 公職 | ||
| 先代 ミハイル・モイセーエフ 国防大臣代行 |  ソビエト連邦国防大臣 1991年 | 次代 ボリス・エリツィン ロシア連邦国防大臣代行 | 
| 先代 ユーリ・スココフ |  ロシア連邦安全保障会議書記 1993年 | 次代 オレグ・ロボフ | 
固有名詞の分類
| ソビエト連邦の軍人 | パーヴェル・クロチキン フョードル・アフラプコフ エフゲニー・シャポシニコフ ワレリー・リューミン フョードル・カリン | 
| ソビエト連邦の政治家 | エフゲニー・シャポシニコフ ジュマベク・イブライモフ ヨシフ・スターリン アレクセイ・コスイギン アクマリ・イクラモフ | 
| ロシアの軍人 | フョードル・ラドゥイギン アナトーリー・ペルミノフ エフゲニー・シャポシニコフ ウラジーミル・バキン ニコライ・ロゴシュキン | 
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