エウロパ
ガリレオ、木星の衛星エウロパに海の存在を示す新たな証拠発見
木星の衛星エウロパの地表をおおう氷の下には海があり、生命が育まれている可能性があると木星探査機「ガリレオ」による観測によって以前より推測されていましたが、2000年1月、そのガリレオによって、エウロパの地表をおおう氷の下に、液体の海が広がっていることを示す新たな証拠が発見されました。これは、ガリレオがエウロパに約350kmまで接近したときの観測でわかったものです。
宇宙生命体探しの候補地として期待されるエウロパ
2000年1月のガリレオの観測から、エウロパは木星を周回しながら、木星の磁場の変化に従って5時間半に1回、磁場の向きを逆転させていることがわかりました。これは、エウロパに電気を伝える物質が大量に存在している証拠で、その物質は液体の海水である可能性がもっとも高いと考えられます。液体の水は、生命の誕生に欠かせない条件とみられていることから、エウロパは、太陽系の中で生命が存在する可能性がもっとも高い天体といえます。宇宙生命体探しの候補地として、エウロパは今後も注目されそうです。
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