エイリアン・コスチューム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:38 UTC 版)
「ヴェノム (マーベル・コミック)」の記事における「エイリアン・コスチューム」の解説
本節で特に出典のない記述は、『MARVEL SUPER HEROES アメイジング・スパイダーマン』 83頁による。 スパイダーマン(ピーター・パーカー)が、クロスオーバー作品『シークレット・ウォーズ』に参加した際、異世界でコスチュームを破損し、修復装置から黒いコスチューム(エイリアン・コスチューム)を手に入れる(1984年12月、『シークレット・ウォーズ』第8号)。「ウェブ」が無くなる心配もなく、瞬時にコスチュームを纏うこともでき、便利な存在だった。ピーターは黒いコスチュームになったことを「2代目スパイダーウーマンのコスチュームが印象深かったから」と理解している。 地球へ戻ってからも使用を続けていたが、コスチュームは夜な夜な意識のないピーターに纏わりつきスパイダーマン化させ、行動させており、ピーターには不可解な疲労が堪っていった。リード・リチャーズに調査を依頼したらコスチュームが自我を持っていると判明し、ピーターはコスチュームを脱ごうとするがコスチュームは離れようとしない。コスチュームが「ある音波」に弱いと判り、音波で両者は分離され、コスチュームは封印された。しかし、スパイダーマンは元の「赤と青のコスチューム」には戻らず、ブラックキャットの手製の黒いコスチューム(ブラック・コスチューム)を着用することになる(1985年)。 後にコスチュームは逃走し、ピーターの下に戻ろうとした。ピーターは教会に行き、教会の鐘の音をコスチュームに聞かせ、コスチュームはピーターの体から離れる。 一連のブラック・コスチューム化は、当時のマーベルの方針で、既存のキャラクターのコスチューム・チェンジを計ったものである。アイアンマンの他、キャプテン・アメリカも影響を受けたが、キャップの場合はコスチュームを合衆国へ返上したばかりか、名称も返上させられ、「ザ・キャプテン」に改名している(結局、この新コスチュームは不評で、設定改変の末、元の名前・コスチュームに戻っている)。ザ・キャプテンのコスチュームはスーパーパトリオットが引継ぎ、USエージェントと改名した。 なお、エイリアン・コスチュームに関しては、以下のような別称がある。 異星生物 宇宙生物 生命体 共生体 シンビオート エイリアン・シンビオート(異星の寄生体)
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