エアロゾル製剤(MDI)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/04 04:52 UTC 版)
最も一般的な吸入剤は、加圧式定量噴霧吸入器(pMDI: pressurized metered dose inhaler)によって吸入されるエアロゾル製剤である。薬物は、容器(ボンベ)の中に液剤または懸濁剤の形で入っていて、容器を押すことで定められた量の薬剤をエアロゾルにして噴出し、吸入する。吸入手技が難しい場合は、吸入用補助器具(スペーサー)を製剤と口の間に入れる。喘息の発作をすぐに止める薬などに用いられる。 使い方は、まず容器をよく振り、息をすべて吐き出す。マウスピースを口の中に入れ、ゆっくり吸い込みながら容器の底を強く1回押す。 エアロゾル状の薬剤が肺の中に入っていくように息を吸い続け、さらに気管支にいきわたるよう、5秒ほど息を止める。
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