ウファ・フォックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 19:15 UTC 版)
「空中投下式救命艇」の記事における「ウファ・フォックス」の解説
最初の空中投下式救命艇は、イギリス海峡に着水した航空機搭乗員を救助するためにイギリス空軍のアブロ ランカスター重爆撃機から投下するように考えられた1943年にウファ・フォックス(英語版)が設計した32フィート (10 m)の木製カヌー型であった。救命艇は高度700フィート (210 m)から投下され、着水するまでに6つのパラシュートで降下速度を抑えられた。上下逆に着水した場合は自然と正立状態になるようにバランス取りがされており、これに続く全ての空中投下式救命艇にこの機能が与えられた。 フォックスの空中投下式救命艇は重量1,700ポンド (770 kg)、動力源は出力4馬力 (3 kW)のエンジンがマストと帆で補完されており、航空機搭乗員に帆走の方法を示す教本が付属していた。この救命艇は最初1943年2月にロッキード ハドソンに、後にビッカース ウォーウィック爆撃機に搭載された。フォックスの救命艇は不時着水した航空機搭乗員を救出したのと同様にマーケット・ガーデン作戦では着水してしまったグライダー空挺兵をも助けた。
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