ウトナピシュティム〔シュメール名:ジウスドラ〕(Utnapishtim)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:09 UTC 版)
「ギルガメシュ叙事詩」の記事における「ウトナピシュティム〔シュメール名:ジウスドラ〕(Utnapishtim)」の解説
大洪水を生き残り、妻とともに不死の身となる。不死を求めて訪ねてきたギルガメシュに、不死は(非常に例外的に)神に与えられるものであって、人間の手に入らないものだと諭すため、洪水伝説を物語る。しかしギルガメシュが諦めなかったため、6日7晩眠らないという試練を彼に課すが、ギルガメシュはすぐに眠ってしまい、試練を乗り越えることができなかった。ギルガメシュを憐れんだ妻の説得により、「老いたる人が若返る」という植物を手に入れれば不死の生命を見出すことが出来ると教える。首尾良くこの植物を見つけて手に入れたギルガメシュは喜んで帰途についたが、水を浴びているときに一匹の蛇がこの草を持ち去ってしまい、結局不死を手に入れることはできなかった。
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