インフラ‐シェアリング
インフラシェアリング
インフラシェアリングとは、基本的には「インフラ(インフラストラクチャー)をシェアリング(共有・共用・共同利用)すること」である。とりわけ、移動通信(移動体通信)の分野において、携帯電話基地局(基地局)などで構築される通信ネットワークを複数の事業者で共同で使用することを指す用語である。5Gの導入・展開において大きな障壁となる最初期の設備投資(インフラ構築)の困難を突破する観点として、総務省が用いている用語である。
総務省は2018年に「移動通信分野におけるインフラシェアリングに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」を策定・公表し、電気通信事業法や電波法とインフラシェアリングの適用関係を整備・明確化するなどして、インフラシェアリングの実施導入を円滑化する取り組みを進めている。2020年4月にはKDDIとソフトバンクが合弁会社を設立し、双方が基地局を共用するインフラシェアリングの方法により5G対応の基地局の整備を進めていくことを発表している。
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