インディアンと「一滴規定」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 13:59 UTC 版)
「メリーランド州」の記事における「インディアンと「一滴規定」」の解説
19世紀も末になると、連邦とメリーランド州政府は黒人と混血した同州のインディアンたちを、アメリカ合衆国に住んでいる人間を「一滴でも黒人の血が入ったらもう黒人である」と規定する「一滴規定」に基づき、人種的に「インディアン」から「ニグロ」、または「ムラート」、あるいは「ブラック」になったとした。彼らは「ジム・クロウ法」の対象となり、「自由身分の色つき(free people of color)」、または「自由身分の黒人(Free negro)」という扱いで出生証明書に記載された。「インディアンではなくなった」ことになったメリーランド州の「元・インディアン」はインディアン条約をすべて破棄され、20世紀までにはすべて、保留地領有をはじめとするインディアンの権利を剥奪された。
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