インテルプラットフォームでの展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 17:27 UTC 版)
「BeOS」の記事における「インテルプラットフォームでの展開」の解説
このような状況で、BeOSはインテル (x86) プラットフォームへ進出し、1998年にはBeOS Release 3 (R3) としてx86・Power Mac・BeBox対応でリリースされた。これによりBeOSはPCユーザーからも注目を集めることとなる。しかし、R3時点ではx86プラットフォームのハードウェアサポート(チップセット・ビデオ・オーディオ・ネットワークなど)はきわめて限定されており、BeOS専用にハードウェアを選択しなければ満足に動かすのは難しいほどであった。また、付属のウェブブラウザNetPositiveは日本語のエンコーディングに対応していたものの、日本語のフォントやインプットメソッドは付属しなかったため、日本のユーザーにとってはハードルが高かった。 1998年暮れにはRelease 4 (R4) がリリースされた。このリリースからは日本語のフォントやインプットメソッド(エルゴソフトのEGBRIDGE ベース)も付属した。一方で、x86 の標準のコンパイラがCodeWarriorからGCCに変更されたためバイナリフォーマットがPEからELFに変わり、R3 x86のバイナリは動かなくなった。このころはMicrosoft Windowsに代わる代替OSを求める動きが盛んになってきたころで、BeOSもその波に乗って一定のユーザーを獲得した。日本では日立製作所からプレインストールPC(Windows 98とのデュアルブート)も発売された。 翌年にはRelease 4.5(R4.5、コードネームGenki)がリリースされ、PCカードサポートなどが追加された。
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