インスタントカメラへの間接的影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 15:17 UTC 版)
「レンズ付きフィルム」の記事における「インスタントカメラへの間接的影響」の解説
ポラロイドに代表されるインスタントカメラは、感材の価格が高価で、プリントを即必要とする特殊用途での需要にとどまっていたが、レンズ付フィルムで流行した「自分撮り」需要などのマーケット分析がなされた結果、フィルムサイズを小さくし、カメラも構造をシンプルにして、本体・感材価格を大幅に値下げしたインスタントカメラ・チェキなどは、自分撮りのメインユーザーであった若い女性、とりわけ女子高生のニーズを捉え、ヒット商品となった。しかし、カメラ機能付携帯電話には自分撮りが簡単に出来る機能が盛り込まれているため、レンズ付フィルムとは異なり、小型インスタントカメラのヒットは収束している(が、こちらもアイドルの地方巡業でのツーショットや、ストリップ劇場での撮影サービスなどで根強い需要がある。写ルンですとチェキは、富士フイルムが写真文化を残すために、意地で続けてきた側面もあるという)。ポラロイド社の倒産は、それを如実に物語る一つの事例である。
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