イェルサレム王国との同盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 03:38 UTC 版)
「ムイーヌッディーン・ウヌル」の記事における「イェルサレム王国との同盟」の解説
ウヌルは1138年以来、友人のアラブ騎士で文人のウサーマ・イブン・ムンキズを通じてイェルサレム王国のフルク1世と同盟の可能性を探っていたが、1140年、ザンギーの攻撃を切っ掛けに正式にその同盟を発足させた。条件は以下のとおり。 ダマスカス及びイェルサレムの軍隊は新た危険の際は統合される ウヌルは戦費として二万ディナールを支払う ウヌルはイェルサレム軍の支援のもとザンギー朝の押さえるバニヤースを奪取しイェルサレム王に引き渡す ダマスカス側は善意を示すため街の名士の子弟を人質としてイェルサレム側に預ける ザンギーの退却後、ウヌルはこの条件に基きバニヤースを占領し、フルクに引き渡した。また、ウヌルはウサーマを伴いイェルサレム王国を訪問した(なお、この時か否か判然としないがウヌルがアッカにフルク王を訪ねた時、彼はフルクから鷹を贈られている)。
※この「イェルサレム王国との同盟」の解説は、「ムイーヌッディーン・ウヌル」の解説の一部です。
「イェルサレム王国との同盟」を含む「ムイーヌッディーン・ウヌル」の記事については、「ムイーヌッディーン・ウヌル」の概要を参照ください。
- イェルサレム王国との同盟のページへのリンク