アーゼ (化学)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/10 01:53 UTC 版)
-アーゼ(-ase)は、生化学において、酵素の命名に用いられる接尾辞である。酵素の最も一般的な命名では、基質名にこの接尾辞が付けられる。例えば、過酸化物(ペルオキシド)を分解する酵素はペルオキシダーゼ、テロメアを形成する酵素はテロメラーゼと呼ばれる。基質ではなく機能によって酵素を命名することもあり、例えばDNAを鎖状に重合(ポリメライズ)する酵素はポリメラーゼ、RNAから相補的DNAを逆転写する酵素はリバーストランスクリプターゼと呼ばれる。
この接尾辞は恐らく、ギリシア語のδιαστασις(分離)という言葉に由来するジアスターゼに由来している。
関連項目
- 有機化合物のIUPAC命名法
「アーゼ (化学)」の例文・使い方・用例・文例
- 逆転写酵素抑制剤とのプロテアーゼ抑制剤の複合
- HIVの治療に使用されるプロテアーゼ抑制剤(商号クリクシバン)
- 他の薬と結合して通常HIVを扱う際に使用されるプロテアーゼ阻害剤(商標名ビラセプト)
- HIVを治療するのに使用されるプロテアーゼ阻害剤(商標名ノービル)
- HIVを治療する際に使われる弱いプロテアーゼ阻害剤(商品名Invirase)
- 内部の化学結合において核酸を開裂し、様々な大きさの残留物質を生産するヌクレアーゼ
- 核酸の一つで発生し一度に(連続的に)1つのヌクレオチドを放出するヌクレアーゼ
- プラスミノゲンをプラスミンに変化させ繊維素溶解を始める腎臓に形成されるプロテアーゼ
- プロテアーゼという酵素
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