アンドロニコスによる編纂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 10:16 UTC 版)
「アリストテレス全集」の記事における「アンドロニコスによる編纂」の解説
アリストテレスの著作群の中から講義・研究文献を抜き出して現在の形に編纂したのは、逍遙学派(ペリパトス派)の第11代学頭だった紀元前1世紀の学者ロドスのアンドロニコスである。 今日的な 論理学 自然学 形而上学(第一哲学) 倫理学 政治学 制作術(弁論術・詩学) といった配置を定めたのも彼であり、アリストテレスの「第一哲学」が「meta-physics」(希: μετα-φυσικά, 羅: meta-physica, (自然後学→)形而上学)と呼ばれるようになったのも、彼がその関連著作群をまとめて、「physics」(希: φυσικά, 羅: physica, 自然学)の後ろに配置したことで、「自然学(physica)の後(meta)のもの」(希: (τα) μετά τα φυσικά)と呼ばれたことに由来する。
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