アンドロマケーの父
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 15:32 UTC 版)
「エーエティオーン」の記事における「アンドロマケーの父」の解説
このエーエティオーンは、トローアス地方の都市テーベーの王で、7人の息子と娘アンドロマケーの父。アンドロマケーはトロイアー王プリアモスの子ヘクトールの妻。 ホメーロスはエーエティオンーンが治めるテーベーを聖なる都と呼んでいる。エーエティオンーンはトロイア戦争の初期の戦いでアキレウスに討たれた。アキレウスはエーエティオンーンの甲冑を剥ぎ取って遺体を辱めることはせず、甲冑をまとったまま火葬し、墓を築いて埋葬した。またゼウスの娘である山のニュムペーたちはエーエティオンーンの墓の周りにニレの木を植えた。7人の息子たちはみな家畜の世話をしているところをアキレウスに殺された。エーエティオンーンの妻はアキレウスの捕虜となったのちに莫大な身代金と引き換えに解放されたが、アルテミスの矢に射られて世を去った。またクリューセーイスはテーベーを訪れていたために、アキレウスによって捕えられ、アガメムノーンに与えられた。
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