アワ収穫祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 06:10 UTC 版)
元々、平埔族(台湾の西部平原に住む原住民)の一派・タイボアン族(大武壠族)の指導を経由したものである。サアロア族はもともと水稲栽培をせず、主な栽培作物はアワだった。毎年、晩夏から初秋にかけ、各氏族は自家の農地でアワ収穫祭(Mariavʉcʉngʉ)を行う。開催前日、竹切れで作った刃とクロツグの葉を用意する。アワを収穫する当日、まず長老が祭司として、家族を率い、神に感謝し、酒を捧げ、灌祭(pitamuu/piatamu)を通じて祈る。 収穫作業は役割分担のうえで行う。刈り取り係は竹製の刃でアワを刈る。運搬係は刈ったアワを結束係に渡す。結束係は畑の側で、クロツグの葉でアワを一束、一束に括る。それぞれ役目がある。 アワ収穫祭について、守るべき忌みと規則: 1.くしゃみ、放屁、大声での会話禁止。 2.アワを渡す時、落下させてはいけない。 3.収穫したアワ束はきちんと並べる。 4.アワは、1日、日光に晒される。
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