アレクセイ・オレイニク (格闘家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 19:57 UTC 版)
| 基本情報 | |
|---|---|
| 本名 | アレクセイ・アレクセイオヴィチ・オレイニク (Oleksiy Oleksiyovych Oliynyk) | 
| 通称 | ザ・ボア・コンストリクター[1] | 
| 国籍 |  ロシア  ウクライナ | 
| 生年月日 | 1977年6月25日(48歳) | 
| 出身地 |  ソビエト連邦  ウクライナ・ソビエト社会主義共和国、ハルキウ | 
| 居住 |  アメリカ合衆国、フロリダ州パークランド | 
| 所属 | レッドデビル・スポーツクラブ →K-Dojo Warrior Tribe → アメリカン・トップチーム | 
| 身長 | 188 cm | 
| 体重 | 110 kg | 
| リーチ | 203 cm | 
| 階級 | ミドル級、ライトヘビー級 →ヘビー級 | 
| バックボーン | コンバットサンボ (スポーツマスター) 柔術 (黒帯四段) ブラジリアン柔術 (黒帯) | 
| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
|  ウクライナ | ||
| 男子 コンバットサンボ | ||
| 世界コンバットサンボ選手権 | ||
| 金 | 2005 モスクワ | 90 kg超級 | 
| 金 | 2010 キエフ | 90 kg超級 | 
| ユーラシアサンボ選手権 | ||
| 金 | 2001 キエフ | 90 kg超級 | 
アレクセイ・オレイニク(ウクライナ語: Олексі́й Олі́йник, 英語: Aleksei Oleinik, 1977年6月25日 - )は、ウクライナの男性総合格闘家。ハルキウ出身。アメリカ合衆国フロリダ州パークランド在住。
来歴
ソビエト社会主義共和国連邦ウクライナ・ソビエト社会主義共和国(のちのウクライナ)ハルキウで生まれた。
幼少期から様々な格闘技に取り組み18歳までに柔道、ボクシング、サンボ、忍術、近接格闘術、テコンドー、柔術を習った[2]。
1996年に総合格闘技を始め1997年にプロデビュー[1]。
2010年、Bellatorヘビー級トーナメントに参戦するも準決勝でニール・グローブにTKO負け。
2010年10月、世界コンバットサンボ連盟主催の世界コンバットサンボ選手権90 kg超級で優勝を果たした[3]。
2013年11月9日、ロシアで行われたLEGEND.2でエメリヤーエンコ・アレキサンダーの代役としてミルコ・クロコップと対戦。1R袈裟固めの体勢からのヘッドロックで一本勝ち。
UFC
2014年6月28日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Swanson vs. Stephensでアンソニー・ハミルトンと対戦し、袈裟固めで一本勝ち。
2014年11月22日、UFC Fight Night: Edgar vs. Swansonでジャレッド・ロシュルトと対戦。序盤は劣勢だったものの左フックで逆転KO勝ち[4]。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2014年12月30日、37歳でロシア国籍を取得した[5]。
2017年1月15日、UFC Fight Night: Rodriguez vs. Pennでヴィクトル・ペスタと対戦し、マウントポジションを奪われるも下からの変形のエゼキエルチョーク(裸絞の一種ノーギ・エゼキエル・チョーク)で一本勝ち。スティーブン・マロッコによるとUFC史上初のエゼキエルチョークでの勝利となった[6]。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。一方、実際にはUFC 7でレムコ・パドゥールがライアン・パーカーにエゼキエルチョーク(袖車絞)で勝利している[7]。
2017年7月8日、UFC 213: Romero vs. Whittakerでヘビー級ランキング9位のトラヴィス・ブラウンと対戦し、ネッククランクで一本勝ち。
2017年11月4日、UFC 217でヘビー級ランキング12位のカーティス・ブレイズと対戦。ブレイズが4点ポジションで誤って顔面に蹴りを放ち、そのままドクターストップでTKO負け。
2018年5月12日 、UFC 224でヘビー級ランキング14位のジュニオール・アルビニと対戦し、エゼキエルチョークを極めて一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年9月15日、UFC Fight Night: Hunt vs. Oliynykでヘビー級ランキング8位のマーク・ハントと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2019年4月20日、UFC Fight Night: Overeem vs. Oleinikでヘビー級ランキング7位のアリスター・オーフレイムと対戦し、TKO負け。
2019年7月20日、UFC on ESPN: dos Anjos vs. Edwardsでヘビー級ランキング14位のウォルト・ハリスと対戦し、TKO負け。
2020年1月18日、UFC 246でモーリス・グリーンと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2020年5月9日、UFC 249で元王者ファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦し、2-1の判定勝ち。
2020年8月8日、UFC Fight Night: Lewis vs. Oleinikでヘビー級ランキング4位のデリック・ルイスと対戦し、TKO負け。
2022年10月10日、UFCとの契約満了を迎え、UFCから離脱した。
戦績
| 総合格闘技 戦績 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 78 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | 
| 60 勝 | 8 | 47 | 5 | 0 | 0 | 1 | 
| 17 敗 | 9 | 2 | 6 | 0 | ||
獲得タイトル
- 世界コンバットサンボ選手権 90 kg超級 優勝(2005年)
- KSW 8ヘビー級トーナメント優勝(2007年)
- 世界コンバットサンボ選手権 90 kg超級 優勝(2010年)
- グラップラーズ・クエスト スーパーウェイトトーナメント 優勝(2011年)
表彰
脚注
- ^ a b アレクセイ・オレイニク UFC公式サイト
- ^ アレクセイ・オレイニク M-1 Global公式サイト
- ^ ОLYMPIAD IN MARTIAL ARTS ウクライナコンバットサンボ連盟
- ^ 【UFN57】オレイニクがヘビー級らしい一撃で逆転KO勝利 MMAPLANET 2014年11月23日
- ^ Боец Алексей Олейник Не нужна война и Путин в этом мире RGRU 2014年12月30日
- ^ UFC Fight Night 103 results: Aleksei Oleinik stuns Viktor Pesta with first Ezekiel choke in UFC history MMA junkie 2017年1月15日
- ^ 「急所術を見てみたかったが・・・。沖縄空手のパーカー、一回戦で消える」『格闘技通信』第10巻第27号、ベースボール・マガジン社、1995年10月23日、23頁。「最後は縦四方固めからのフロント・チョーク。パドゥールは右前腕を相手の首の下に置き、左前腕で相手のノドを押し潰した。なかなか極め切れなかったが、最後は左手で自分の右ヒジ内側の部分の道衣を掴んで絞め上げた。」
関連項目
外部リンク
- アレクセイオレイニク (格闘家)のページへのリンク

 
                             
                    




