アリストロキア・トリカウダタ


●メキシコが原産です。直立する小低木で、大きな楕円形の葉が互生します。葉腋に、花弁状に見える萼のある10センチほどの花を咲かせます。萼は3裂して、先端は尾状になります。花柄には褐色の細毛が密生します。
●ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の常緑小低木で、学名はAristolochia tricaudata。英名はありません。
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アリストロキア・トリカウダタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 07:20 UTC 版)
アリストロキア・トリカウダタ | ||||||||||||||||||||||||
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アリストロキア・トリカウダタの花
(Wikimedia Commons) |
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Aristolochia tricaudata Lem. | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Isotrema tricaudatum (Lem.) H. Huber |
アリストロキア・トリカウダタ(学名:Aristolochia tricaudata[1])はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の常緑低木。
特徴
ジグザグ状の枝をもち、葉は卵状披針形。花柄は非常に長く、褐色の花を咲かせる[2]。
アリストロキア・サルバドレンシスに近縁で、樹姿や葉形が似ている。森の高木の下に育ち、高さ4–5 mほどの低木状になる。花は葉腋に単生する。開花時に腐臭を放ち、ハエを誘引し花粉を媒介させる。種小名tricaudataは3本の尾を意味し、萼片に垂れ下がる3本の付属物にちなむ[3]。
分布と生育環境
メキシコ南西部オアハカ州、チアパス州の雲霧林内に生育[3]。
ギャラリー
- アリストロキア・トリカウダタ(2024年11月 咲くやこの花館)
脚注
- ^ “Aristolochia tricaudata Lem.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年7月12日閲覧。
- ^ (Lemaire 1865, pp. 97–98)
- ^ a b (小杉 2024)
参考文献
- Lemaire, Charles (1865), Aristolochia tricaudata, , L'Illustration horticole 12: Misc.: 97–98
- 小杉 波留夫 (2024年6月11日). “アリストロキア属[後編]”. 東アジア植物記. サカタのタネ 園芸通信. 2025年7月12日閲覧。
外部リンク
- アリストロキア・トリカウダタ(ウマノスズクサ科) 植物データベース 高知県立牧野植物園
- アリストロキア・トリカウダタ GKZ植物事典
- アリストロキア トリカウダタ 四季の山野草
- 園長のおすすめ(アリストロキア・トリカウダタ) 広島市植物公園ブログ 2019/11/04
- アリストロキア・トリカウダタ 熱帯の植物
固有名詞の分類
植物 |
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