アメリカ合衆国における状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 14:02 UTC 版)
「武漢肺炎」の記事における「アメリカ合衆国における状況」の解説
アメリカ合衆国のドナルド・トランプ前大統領は、COVID-19の流行以降、中国政府に敵対的姿勢を取っており、同ウイルスをたびたび「中国ウイルス(英: Chinese virus / China virus)」や「カンフルー(英: Kung-Flu)」と呼称している。アメリカ疾病予防管理センター長のロバート・R・レッドフィールド(英語版)は、このウイルスの感染被害は中国に限られていないため「中国」の名前を冠するのは不適切だと指摘した。アジア系アメリカ人などがこの名称に起因する差別を受けたと主張しており、2020年9月17日には野党民主党が多数を占める同国下院において、「中国ウイルス」「武漢ウイルス」といった呼称はアジア系に対する差別的な呼称であるとの決議案を賛成多数で採択した。しかし、トランプは在任中「中国ウイルス」の呼称を使用し続け、退任時の演説でも使用した。 2021年よりトランプに代わって大統領となったジョー・バイデンは、「中国ウイルス」「武漢ウイルス」といった名称を禁止する大統領令に署名した。
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