アメリカにおける健康経営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 23:52 UTC 版)
「健康経営」の記事における「アメリカにおける健康経営」の解説
アメリカでは公的医療保険がないため、高騰する従業員の医療費負担で経営の根幹にかかわる事態になっていたことをきっかけとして、1990年代から広がりをみせた。従業員の健康促進にかかる費用を投資ととらえ、これにより、業績の向上につながることから、投資1に対しリターン3を得た実証研究もある。これを裏付ける研究の1例として、アメリカにおける優良健康経営表彰企業(Corporate Health Achievement Award Winners)とS&P500(スタンダードアンドプアーズ500株価指数)との十数年後における株価比較の研究が挙げられる。1999年の株価を100とすると、13年後の2012年には優良健康経営表彰企業は株価が約1.78倍になっているのに対し、S&P500は約0.99倍に留まっており、優良健康経営表彰企業はアメリカの大企業平均を上回るパフォーマンスを上げている。
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