アミロイドベータ蛋白
英語:β-Amyloid、Beta amyloid、amyloid beta protein
脳内に蓄積されてアルツハイマー病の原因物質になるとされるたんぱく質。
アミロイドベータ蛋白は、脳の前駆体(APP)で生成される排泄物に近い位置づけの物質で、通常は分解されてアミノ酸となるが、分解されずに脳内に蓄積されていくことによって、脳内の情報の伝達を阻害しアルツハイマーの症状を引き起こすものと見られている。
関連サイト:
脳内のβアミロイド分解系路を解明 - 理化学研究所プレスリリース 2000年2月
アミロイドベータ‐たんぱくしつ【アミロイドベータ×蛋白質/アミロイドβ×蛋白質】
読み方:あみろいどべーたたんぱくしつ
《amyloid beta protein》たんぱく質の一種。脳内で過剰に生産され蓄積すると、老人斑とよばれる凝集体が形成される。アルツハイマー型認知症の患者の脳に多数の老人斑がみられることから、アルツハイマー病の原因物質と考えられている。アミロイドβ。βアミロイド蛋白質。Aβ(amyloid beta protein)。
[補説] アミロイドβたんぱく質は39〜43個のアミノ酸残基から構成されるペプチドで、42または43個のアミノ酸残基からなるもの(Aβ42・Aβ43)が神経細胞に対して強い毒性をもつ。アミロイドβの「β」は、このたんぱく質がβシート構造を形成していることから。
- アミロイドベータタンパク質のページへのリンク