アフロ・キューバン・ジャズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:37 UTC 版)
「ラテンジャズ」の記事における「アフロ・キューバン・ジャズ」の解説
アフロ・キューバン・ジャズは、キューバを中心に発展した中米のリズムを基調とし、1940年代から1950年代頃の、よりキューバ色の強いジャズという意味合いがある。ルンバ、ソン、マンボ、サルサ、メレンゲ、カリプソ、チャチャチャ、ボレロの要素を含むものを指す。 ニューヨークに渡ってきたキューバからの移民は、西アフリカなどのリズムが体に染みついており、彼らを通じてアフロ・キューバン(afro-cuban)と呼ばれるラテン音楽のジャンルが形成されるに至った。このアフロ・キューバン音楽から、後にマンボ、ルンバ、チャチャチャ、サルサ等が派生し、またお互いに影響しあって発展していった。 1941年に、キューバ人でコンガ奏者のマチートがマンボのバンドを始めた時、義理の兄弟であり、ビ・バップのトランペット奏者で編曲家のマリオ・バウサがマンボをジャズに取り入れた。これがアフロ・キューバン・ジャズの始まりとされる。ビバップ奏者でトランペッターのディジー・ガレスピーもラテン音楽に着目し、コンガ奏者のチャノ・ポソを迎え、ラテン・ジャズを発展させた。この中で、「マンテカ」「ティン・ティン・デオ」が誕生した。
※この「アフロ・キューバン・ジャズ」の解説は、「ラテンジャズ」の解説の一部です。
「アフロ・キューバン・ジャズ」を含む「ラテンジャズ」の記事については、「ラテンジャズ」の概要を参照ください。
アフロ・キューバン・ジャズと同じ種類の言葉
ジャズに関連する言葉 | ディキシーランドジャズ ラテンジャズ アフロキューバンジャズ アシッドジャズ ファンキージャズ |
Weblioに収録されているすべての辞書からアフロ・キューバン・ジャズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- アフロ・キューバン・ジャズのページへのリンク