アビゲイルの台頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 10:21 UTC 版)
「サラ・ジェニングス」の記事における「アビゲイルの台頭」の解説
アビゲイルはサラの叔母の長女で、生家が没落したことからサー・リヴァーズの召使いとして働いていた。サラは、自分の家の家事手伝いとして彼女を雇い入れ、後に紹介して宮廷に出仕させた。1704年、アビゲイルはアン女王の寝室付き女官となった。 だが、アビゲイルはトーリー党の指導者ロバート・ハーレー(後の初代オックスフォード=モーティマー伯)の又従妹にあたり、サラとは正反対のトーリー党よりであった。しばしばサラが宮廷を留守にするうち彼女はアンの腹心となったが、アンに政治的に圧力をかけたことはなく、心の許せる友となった。1707年、サラには知らせずにアビゲイルがサミュエル・メイシャム(カンバーランド公ジョージの寝室付き係)と結婚式を挙げた際、アンは列席した。サラは結婚の事実を数ヶ月後に知らされたばかりか、アンが王室歳費からアビゲイルの持参金2千ポンドを出してやったことを知らないでいた。
※この「アビゲイルの台頭」の解説は、「サラ・ジェニングス」の解説の一部です。
「アビゲイルの台頭」を含む「サラ・ジェニングス」の記事については、「サラ・ジェニングス」の概要を参照ください。
- アビゲイルの台頭のページへのリンク