アニメーターとしての仕事と評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 21:29 UTC 版)
「出﨑統」の記事における「アニメーターとしての仕事と評価」の解説
1970年代なかばまでは演出とアニメーターを兼務していた。『鉄腕アトム』(第1作)で動画デビューを果たした約1年半後には同作の作画監督に昇進。以後、『悟空の大冒険』、防災アニメ『ザ・ファイヤーGメン』でも作画監督を務めている。その他、『新宝島』、『どろろ』第11話「ばんもんの巻・その三」、『フロスティ・ザ・スノーマン』、『あしたのジョー』第14話「KOゴングはまだか!」、また虫プロの劇場用長編アニメ『千夜一夜物語』などで原画を描いた。 杉野昭夫はアニメーターとしての出﨑の実力を「相当描ける」と語っており、『千夜一夜物語』監督の山本暎一は、暗いイメージのシーンが巧かった旨の評価をしている。作画スタッフとしての参加が確認できる最後の作品は、1976年10月放送の『まんが世界昔ばなし』第2話「美女と野獣」(キャラクターデザイン)。なお『哀しみのベラドンナ』に原画でクレジットされているが、これは配給会社への納入期日に間に合わせるために急遽仕上げたダミー版のための作業であり、その後リテイクの名目で完成した本編には出﨑が描いた絵は使用されていない。
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