アディティア (補給艦)とは? わかりやすく解説

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アディティア (補給艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/21 13:49 UTC 版)

アディティア
2009年6月20日、イギリス海軍ポーツマス海軍基地を訪問した際のアディティア
基本情報
建造所 ガーデンリーチ造船所
運用者  インド海軍
前級 ディーパク級
次級 ジョティ
経歴
発注 1987年7月
進水 1993年11月15日
就役 2000年4月3日
現況 現役
要目
満載排水量 24,612トン
総トン数 16,211トン
長さ 172.0 m
23.0 m
吃水 7.5 m
主機 ECR-MAN/B&W 16V40/45
ディーゼルエンジン×2基
推進 スクリュープロペラ×1軸
電源 ・主軸発電装置(1,500 kW)×2基
・ディーゼル発電機(500 kW)×3基
出力 23,972馬力
速力 20ノット
航続距離 10,000海里 (16kt巡航時)
乗員 191名、航空要員6名
兵装 CRN-91 30mm機関砲×3基
イグラ近SAM
搭載機 ヘリコプター×1機
(HALチェタクまたはシーキング)
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アディティアINS Aditya, A59)は、インド海軍補給艦。当初、艦名は「ラジャバ・ガン・パラン」(INS Rajaba Gan Palan)と予定されていた。また同型艦の建造も計画されていたが、これは実現しなかった[1][2]

設計

設計はドイツブレーマー・フルカン造船所によっておこなわれており、同社が先行して建造していた初代ディーパク級の改良型として、船体を延長した設計となっている。航海艦橋は船首側に移動したほか、修理設備が強化された[2]。また艦内には空調設備が完備されている[1]

物資移送
カナダ製のヘップバーン型補給システムを備えており、ドライカーゴ用と液体貨物兼用の洋上補給ステーション(RAS)が片舷あたり1ヶ所ずつ、計4ヶ所設定されている。また甲板上には力量20トンのデッキクレーンが設置されている[2]
物資格納
標準的な搭載内容は下記の通りとなっている[2]
  • 貨油(ディーゼル油および航空燃料)14,200キロリットル(12,000トン)
  • 清水2,250キロリットル
  • ドライ・カーゴ(糧食、弾薬、予備部品など)2,170立方メートル(5,000トン)
またこのほか、甲板上に貨物コンテナ6個を搭載できる。

固定兵装としてはCRN-91 30mm機銃を搭載するが、これはBMP-2歩兵戦闘車の砲塔部分を転用したものである。またこのほか、近接防空用として、イグラ携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)24発を搭載している[2]

艦歴

1987年7月にガーデンリーチ造船所に発注されたが、建造進捗は非常に緩慢であり、また1999年には、海上公試で主機関のトラブルを生じて、更に遅延することになった。2000年4月3日に就役している[1]

参考文献

外部リンク




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