アップクォークとは? わかりやすく解説

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アップクォーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 00:16 UTC 版)

アップクォーク
組成 素粒子
粒子統計 フェルミ粒子
グループ クォーク
世代 第一世代
相互作用 強い相互作用
弱い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
反粒子 反アップクォーク(u)
理論化 マレー・ゲルマン (1964)
ジョージ・ツワイク (1964)
発見 SLAC (1968)
記号 u
質量 1.7 - 3.3 MeV/c2[1]
崩壊粒子 安定
電荷 +23 e
カラー 持つ
スピン 12
弱アイソスピン LH: + 12, RH: 0
弱超電荷 LH: + 13, RH: + 43
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アップクォーク (up quark, 記号:u) は、物質を構成する主要な素粒子の一つで、第一世代のクォークである。

概要

アップクォークは、+2/3e電荷を持つ最も軽いクォークであり、裸の質量は 1.5 - 4 MeVである。素粒子物理学標準模型では、陽子はアップクォーク2個とダウンクォーク1個、中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個で構成されていて、アップクォークはダウンクォークとともに核子を作るクォークとなっている[注 1]

クォークは、マレー・ゲルマンジョージ・ツワイク1964年クォークモデルを提唱したことで存在が予言された。1968年には、 SLAC深非弾性散乱実験で、核子がより小さい物体から構成されていることを示す初めての証拠がみつかった。

β⁺崩壊でダウンクォークへ崩壊する。

アップクォークから作られるハドロン





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