アタックの準備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:12 UTC 版)
「ゲルリンデ・カルテンブルンナー」の記事における「アタックの準備」の解説
キャラバン隊は、登山家6人、ウイグル人連絡官、キルギス人のコック、道中の食料となる羊数頭、牛6頭、ロバ8頭、ラクダ40頭であった。アギール峠(4780m)を超えて、ガッシャーブルム氷河を源流とするシャクスガム川渓谷を渡る。この時期のシャクスガム川の流れは雪溶け水のために非常に早く、ラクダが流されてしまうなど、ベースキャンプに至る道のりで最大の難所となっている。シャクスガム川渓谷を渡り、しばらく進むとやがてK2の姿が見えてくる。一行はここにベースキャンプを設営した。イリク村から徒歩で5日間の行程である。ベースキャンプからさらに15kmほど南に進んだ場所の氷河の上に前進キャンプ(4650m)を設営した。メンバーは登山ルートに沿って麓に第1キャンプ(5300m)-第3キャンプ(7250m)を開設し登頂の準備を行った。岩場に固定したロープの長さは2750mに達し、設置には6週間の時間を必要とした。
※この「アタックの準備」の解説は、「ゲルリンデ・カルテンブルンナー」の解説の一部です。
「アタックの準備」を含む「ゲルリンデ・カルテンブルンナー」の記事については、「ゲルリンデ・カルテンブルンナー」の概要を参照ください。
- アタックの準備のページへのリンク