アストリッド1号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:20 UTC 版)
「アストリッド (人工衛星)」の記事における「アストリッド1号」の解説
スウェーデンで最初の小型衛星であり、ロシアの測位衛星Tsikadaとアメリカ合衆国の通信衛星FAISATに相乗りする形で打ち上げられた。 PIPPI (Prelude in Planetary Particle Imaging)と名付けられた高エネルギー中性原子撮像装置、EMIL (Electron Measurements - In-situ and Lightweight)と名付けられた電子分光計、1つは地球のオーロラを撮影、もう1つは地球コロナのライマンα線を観測するための、MIO (Miniature Imaging Optics)と名付けられた2つの紫外線撮像装置等を搭載する。これらのペイロードは、スウェーデン宇宙物理学研究所で開発され、ロシアの科学者の提案で、アストリッド・リンドグレーンの著書の登場人物から名付けられた。 3月1日、恐らくは短絡のために機器を稼働させるための直流入力直流出力電源が故障し、ミッションは終了した。しかし、衛星は9月27日まで軌道に留まり、様々なソフトウェアのアルゴリズムやストアアンドフォワード通信のテストベッドとして用いられた。 人工衛星は1年以内に製造され、打上げも含めた費用は140万ドルであった。
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