アスコルビン酸塩(ビタミンC)とその異性体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)
「現像」の記事における「アスコルビン酸塩(ビタミンC)とその異性体」の解説
ハイドロキノンの代替として使用するが、多くは原処方のハイドロキノンをこれに代える。またこの場合メトールをフェニドンに代えるのが通例である。使用量はハイドロキノンの1.6倍である。ネガの微細な描写に優れるが、感度が出にくい場合がある。また環境負荷も軽いが保存性に劣り、性能の安定した現像液の処方は難しい。また液性を酸性に傾かせるので、ホウ砂が原処方にある場合はその5倍を加える必要があり、それが無い場合は炭酸ソーダなどの量を増やす必要がある。また現像結果によってはさらにホウ砂などのアルカリ剤を加える必要があるほか、フェニドンが入手できない時はメトールの量を増やすなどの工夫が必要である。
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