アクティブ制震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 04:03 UTC 版)
「多くのエネルギーの入力を必要とするもの」と分類される。また、「建物の振動を状態方程式で表したとき、新たな項を追加するもの」という分類のされ方もある。直接的に外部からのエネルギーの入力により建物の振動を制御するための力を与える装置を設置するものであり、マスダンパー型や連結型として用いられる。一方で建物の振動を抑える力を発揮できる装置は、即ち建物を振動させる力を発揮できる設置であるため、設計ミスや誤作動、意図的な操作により建物を振動させる事も可能であり、設計に際しては細心の注意が払われている。 セミアクティブやアクティブ制震では震災時に停電しても動作を担保するために無停電電源装置を用いる事が多い。また、最低でも数十年になる建物の供用期間に対して制御に用いるコンピュータの寿命は短いため、定期的な交換が必要である。
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