アキュラ・ARX-02とは? わかりやすく解説

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アキュラ・ARX-02

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 23:38 UTC 版)

アキュラ・ARX-02a
ARX-02a、2009年のロングビーチ・グランプリ
カテゴリー ル・マン・プロトタイプ (LMP1)
コンストラクター アキュラ
デザイナー ニック・ワース
先代 アキュラ・ARX-01
後継 HPD・ARX-03
主要諸元[1]
シャシー カーボンファイバー アルミニウム モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, トーションスプリング ダンパー, アンチロールバー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, トーションスプリング ダンパー, アンチロールバー
全長 15.26 ft(4,650 mm)以下
全幅 6.56 ft(2,000 mm)以下
全高 3.38 ft(1,030 mm)以下
トレッド 2,000 mm (78.7 in)
ホイールベース 2,900 mm (114.2 in)
エンジン アキュラ LM-AR7 4.0 L V8 自然吸気, ミッドシップ, 縦置き
トランスミッション 6速 シーケンシャル・マニュアル
重量 appr. 900 kg (1,984.2 lb)
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム ド・フェラン・モータースポーツ
ハイクロフト・レーシング
ドライバー デヴィッド・ブラバム
スコット・シャープ
ジル・ド・フェラン
サイモン・パジェノ
初戦 2009年のセブリング12時間レース
出走 優勝 ポール Fラップ
9 7 8 7
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アキュラ・ARX-02は、アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)のLMP1クラスへの参戦のために開発されたスポーツプロトタイプカーである。LMP2クラスのアキュラ・ARX-01a/bとは異なり、モノコックを含めて独自設計のものである。

概要

2007年よりALMSのLMP2クラスに参戦するチームをサポートしているホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)の新たな試み[2]としてLMP1クラスに投入された車両で、初めてHPDが主に設計と開発を行ったものである。

エンジンは、LMP2用V型8気筒3.4L NAエンジンをもとに、新たに設計したV型8気筒4.0L NA ガソリンエンジン[3]を搭載している[4]。これは、競合車のものより若干排気量が小さくかつ保守的な印象がある。

車体は、HPDとイギリスのワース・リサーチとが共同開発したもので、各部の空力部品の処理や前後に同サイズのタイヤを装着するなど、斬新な部分が見られる。

デビューシーズンである2009年に投入された「アキュラ・ARX-02a」は、ド・フェラン・モータースポーツとハイクロフト・レーシングが使用している。開幕戦セブリング12時間ではド・フェラン・モータースポーツがポールポジションを獲得するもリタイアを喫するものの、その後は他チームの撤退にも助けられ連勝を続け、第8戦(ボーマンビル)において、エンジン/シャシー両部門のマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、最終戦(モントレー)において、ハイクロフト・レーシングがドライバーズタイトルを獲得した。

脚注

  1. ^ Michael J. Fuller. “2009 Acura ARX-02a”. Mulsannescorner.com. 2009年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月21日閲覧。
  2. ^ 2008年8月30日、2009年からLMP1参戦を発表した[1]
  3. ^ 使用する燃料はエタノールを約10%含んだ“E10”ガソリン
  4. ^ アメリカン・ルマン・シリーズの新型アキュラARX-02a LMP1プロトタイプマシンを発表”. 本田技研工業株式会社. 2009年1月28日閲覧。

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