リビア生産者協定
【英】: libyan producers' agreement
1971 年 1 月に、リビア政府の原油公示価格値上、所得税率引き上げ要求が産油国全体へのなだれ現象となることを恐れた主要国際石油会社が、それに対して協力して対抗することを確認した協定。 協定はニューヨークで調印されたが、それに参加した会社は、7 大メジャーズとフランスの CFP 、わが国のアラビア石油、ベルギーの Petrofina 、西独のエルベラート、その他独立系石油会社の合計 23 社である。協定の内容は、協定参加者はいずれも他の承認なしにはリビア政府と協定を結んではならないと約束し合うとともに、もしリビア政府が 1 社に生産削減を命令した場合には、他の全社が特定の比率に従って生産削減を負担し合うことを決めていた。なお、協定会社はこれと一緒に、今後産油国との交渉は個別にではなく、OPEC 全体が相手でなければ行わないという方針で共同戦線を構築する共同書簡にも署名した。協定調印に際しては米国独禁法に違反するかどうかが懸念されたが、米国政府はこれを許可した。 |

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