りくじょうばくりょうかんぶ

デジタル大辞泉

りくじょう‐ばくりょうかんぶ〔リクジヤウバクレウカンブ〕【陸上幕僚監部】

読み方：りくじょうばくりょうかんぶ

防衛省に置かれ、防衛大臣に直属する機関の一。幕僚長の統率のもとに、陸上自衛隊の、防衛・教育訓練・装備・人事などに関する計画の立案、部隊の管理・運営などを行う。→幕僚監部

航空軍事用語辞典++

【陸上幕僚監部】(りくじょうばくりょうかんぶ)

防衛省に置かれ、防衛大臣に直属する機関の一つ。略して「陸幕」（りくばく）とも。
東京都新宿区市ヶ谷の防衛省本庁舎（陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地）に所在する。

長は陸上幕僚長（通称・陸幕長）。
この統率の下に、陸上自衛隊の防衛・教育訓練・装備・人事に関する計画の立案、そして部隊の管理・運営などを行う。

陸幕は主に陸上自衛官によって構成され、いわゆる背広組中心の防衛省内局と共に、専門的知見に基づき、防衛大臣を補佐する役割を担う。

旧軍では陸軍省が軍政、参謀本部が軍令を分担していたのに対し、陸自ではまず陸幕が双方の事項について計画立案し、さらに防衛省の内部部局がそれらを調整するという二重プロセスになっている。