寄り合い所帯(よりあいしょたい)
憲法改正に関して「民主党内には護憲・論憲・改憲の3つの勢力がある」と言われている。民主党のどっちつかずの態度を皮肉った表現である。副代表の横路孝弘氏が護憲、幹事長の菅直人氏は論憲、党代表の鳩山由紀夫氏は改憲である。
もっとも、民主党自身の見解では民主党は論憲と表明している。改憲か護憲かのイデオロギー論争をするのではなく、必要に応じて憲法を話しあう、という立場である。
民主党の見解がはっきりしない背景には、民主党の由来そのものに原因がある。民主党はここ数年のうちに結成された。そして、各党員の出身は、元自民党系、元社会党系、元公明党系…、のように分れている。
このため、意見が分裂しやすい。特に、保守系とリベラル系での対立は、改憲 vs 護憲の対立を生じさせている。これにより、民主党内部には派閥もできている。
(2000.11.10更新)
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