ヤングドリンク

焼酎・泡盛用語集

ヤングドリンク（やんぐどりんく）

若者が愛飲する酒。街の酒場で、居酒屋で若者が好んで飲む酒のことである。ヤング・ドリンクの変遷は世相を反映している。戦後いまだ暗かった昭和二〇年～三〇年代前半は酒であれば何でもよかった。三〇年代末には2級ウイスキーが飲まれ（トリスブーム）、高度経済成長期の昭和四〇年代はビアホールに女性客の増加がみられた。若者はビールをあおり、水割りを片手にビートルズを聴いた。世の中が落ちついた五〇年代に入ると焼酎やジン・ウォッカがうけ始め（白色革命）、昭和五〇年代末には、安価と口あたりの良さから酎ハイが大ヒットをとばした。