やぎ座
南天に低く輝いている逆三角形に並ぶ暗い星の連なり
日本では南の空に低く輝く大きな星座です。秋の夜空でただひとつの1等星フォーマルハウトの右上にあり、七夕の星であるベガとアルタイルを結んだ長さと同じだけ南にのばしたあたりに見つけることができます。2重星で4等星のアルファ星と、その下の3等星がやぎの頭にあたります。そこから東に並ぶ暗い星を結んだ平たい逆三角形がこの星座の姿です。古代ギリシャでは、人間の魂がこの門をくぐって天国へ行くと考え、「神々の門」と呼んでいました。
魚の尾をつけた山羊に変身した牧神パーン
パーンは、山羊の角とひげをはやした、上半身は人間、下半身は山羊の森の神でした。ある日、オリンポスの神々がナイル河のほとりで盛大な酒盛りをして、パーンは葦の笛をふいてみんなを楽しませていました。その真っ最中に、突然怪物のティフォンが現れました。神々は、それぞれ思い思いの姿に身を変えて、四方八方に逃げました。パーンも同じように逃げて川に飛び込み、魚の姿に変身しました。しかし、あわてて変身したので、川につかった部分は魚の尾になり、水からでている上半身は山羊になってしまいました。そして、その姿を神々が面白がって、空に上げて星座にしたといいます。
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