もっともらしいが真でない例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:08 UTC 版)
「実験数学」の記事における「もっともらしいが真でない例」の解説
詳細は「en:Mathematical coincidence」を参照 いくつかのもっともらしい(plausible)関係の中には時に非常に高い精度をもち、それでもなお真ではないものもある。その一例が次に示す式である。 ∫ 0 ∞ cos ( 2 x ) ∏ n = 1 ∞ cos ( x n ) d x = π 8 {\displaystyle \int _{0}^{\infty }\cos(2x)\prod _{n=1}^{\infty }\cos \left({\frac {x}{n}}\right)\mathrm {d} x={\frac {\pi }{8}}} この式の両辺は、実際には小数点以下42桁目以降で一致しない。 もう1つの例は、xn − 1 のすべての因子の高さの最大値(係数の絶対値の最大値)が、n番目の円分多項式の高さと同じように見えるということである。これは、n < 10000の場合は正しいことがコンピュータによって示され、すべてのnについて正しいと予想された。しかしながら、より大規模なコンピュータ検索により、n = 14235では、n番目の円分多項式の高さが2であるが、因子の最大の高さは3であり、この予想は成立しないことが示された。
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